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アールー・ゴービー日本では「アルゴビ」ともAloo Gobi レシピ

आलू गोभीアールー・ゴービー

地域
北インド(北インド)
分量
4人分
公開
ステンレスの器に山盛りにしたアールー・ゴービー。黄色く色づいたじゃがいもとカリフラワーにクミンとトマトがからみ、パクチーが散っている。奥にローティー

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アールー・ゴービーは、じゃがいもとカリフラワーをスパイスで炒め煮にした、北インドの家庭のおかずです。ターメリックで黄色く色づき、汁気はほとんどありません。ローティー(全粒粉の薄焼きパン)と一緒に食べる、毎日の献立の一品です。

インドのレシピには、野菜を揚げてから合わせるもの、水を加えて汁気を残すものなど、いろいろな作り方があります。この記事では、水をほとんど加えずにふたをして、野菜から出る水分で蒸し焼きにします。トマトはじゃがいもが柔らかくなってから加え、最後にふたを取って水気を飛ばします。

アールー・ゴービーとは

ヒンディー語ではデーヴァナーガリー文字で「आलू गोभी」と書きます。アールーはじゃがいものことです。ゴービーはキャベツの仲間の野菜を指す言葉で、カリフラワーは「フール・ゴービー」(花のゴービー)、キャベツは「パッター・ゴービー」(葉のゴービー)と呼び分けます。料理名では、カリフラワーを単にゴービーと呼んでいます。

家庭では「アールー・ゴービー・キー・サブズィー」(じゃがいもとカリフラワーのサブズィー)とも呼ばれます。サブズィーは野菜、または野菜のおかずのことです。インドの料理サイト「ヘッバールズ・キッチン」のヒンディー語のレシピは、汁気のない作り方であることを示すために、題に英語の「ドライ」を使っています。

北インドの料理として

インドの料理研究家タルラー・ダラールのレシピサイトは、アールー・ゴービーを、パンジャーブ風の汁気のないサブズィーの定番として紹介しています。

ヒンディー語版のウィキペディアは、アールー・ゴービーを北インドで人気のある菜食の料理とし、その出典にタルラー・ダラールの料理書『パンジャービー・カーナー』を挙げています。英語版のウィキペディアは、北インドに起源のある料理とし、ネパールやベンガル、パキスタンの料理でもよく知られているとしています。どちらの記事も、いつ、誰が作り始めたかには触れていません。

この記事の作り方

タルラー・ダラールのレシピは、じゃがいもとカリフラワーに水を大さじ1だけ加え、ふたをして火を通します。ヒンディー語のニュース局「アージ・タク」のサイトのレシピは、水を加えず、ふたをして弱火で野菜自身の蒸気で火を通します。この記事はこの2つにならって、ふたをして少ない水で蒸し焼きにします。

玉ねぎとトマトは、ヘッバールズ・キッチンや料理家サンジーヴ・カプールのレシピのように加えます。ただしトマトは、アージ・タクのレシピと同じく、野菜に火が通ってから合わせます。

アールー・ゴービーのレシピ:材料(4人分)

下ごしらえ 20分(カリフラワーを浸ける時間を含む) 加熱 35分

スパイスの配合 4人分で計11.1g
  • クミン2.5g
  • カシュミーリー・チリ2.5g
  • コリアンダー2g
  • ターメリック1.5g
  • アムチュール1.3g
  • ガラム・マサーラー1g
  • ヒング0.3g

野菜

  • カリフラワー(房に分けた正味)400g
  • じゃがいも300g(中2個)
  • ぬるま湯(カリフラワーを浸ける)1L

炒める

  • 植物油40g(大さじ3)
  • クミン(ホール)(Amazon|楽天)2.5g(小さじ1)
  • ヒング(パウダー)(アサフェティダ)(Amazon|楽天)0.3g(小さじ1/8)
  • 玉ねぎ150g(中3/4個)
  • しょうが(みじん切り)15g
  • にんにく(みじん切り)10g(2片)
  • 青唐辛子2本(10g)

パウダースパイス

  • ターメリック(パウダー)(Amazon|楽天)1.5g(小さじ1/2)
  • カシュミーリー・チリパウダー(Amazon|楽天)2.5g(小さじ1)
  • コリアンダー(パウダー)(Amazon|楽天)2g(小さじ1)

蒸し焼き

  • 塩7.5g(小さじ1と1/4)
  • 水30ml(大さじ2)

仕上げ

  • 完熟トマト150g(中1個)
  • ガラム・マサーラー(Amazon|楽天)1g(小さじ1/2)
  • アムチュール(パウダー)(青いマンゴーの粉)(Amazon|楽天)1.25g(小さじ1/2)
  • パクチー(コリアンダーの葉)5g(大さじ2)

道具

  • ふたつきの厚手の鍋(直径24cm前後。カラーイー(インドの丸底の鍋)やふたつきのフライパンでもよい)
  • ざる

作り方

  1. 野菜の下ごしらえをする

    カリフラワーを4〜5cmの房に分け、ぬるま湯1Lに10分浸けて、ざるにあげて水気をよく切る。じゃがいもは皮をむいて2.5cm角に切る。玉ねぎはみじん切り、青唐辛子は小口切り、トマトは1cm角に切る。パクチーは刻む。

  2. クミンとヒングを油に入れ、玉ねぎを炒める

    鍋に植物油40gを中火で熱し、クミン2.5gを入れる。細かい泡が立ち、色が少し濃くなるまで30秒ほど加熱する。ヒング0.3gを入れてすぐに玉ねぎ150gを加え、縁が薄く色づくまで5〜6分炒める。

  3. 香味野菜とパウダースパイスを炒める

    しょうが15g、にんにく10g、青唐辛子10gを加えて1分炒める。弱火にして、ターメリックパウダー1.5g、カシュミーリー・チリパウダー2.5g、コリアンダーパウダー2gを加え、焦がさないように20〜30秒混ぜる。

  4. じゃがいもを先に蒸し焼きにする

    じゃがいもを加えて、油とスパイスを全体にからめる。ふたをして弱めの中火で5分、ときどき混ぜながら蒸し焼きにする。

  5. カリフラワーを加えて蒸し焼きにする

    カリフラワーと塩7.5gを加え、水30mlを鍋肌から回し入れる。油がはねるので、顔を近づけない。房をくずさないように大きく混ぜ、ふたをして弱火で12〜15分蒸し焼きにする。4〜5分おきに、鍋底から返すように混ぜる。焦げつきそうなときは火をさらに弱める。じゃがいもに竹串がすっと通ればよい。

  6. トマトを加えて水気を飛ばす

    ふたを取り、トマト150gを加える。中火にして、トマトがくずれて水気がなくなるまで3〜4分炒め合わせる。鍋底に当たった面に薄く焼き色がつけばよい。

  7. 仕上げる

    弱火にして、ガラム・マサーラー1gとアムチュールパウダー1.25gを振り、房をくずさないように1分混ぜる。火を止めて、パクチー5gを加えて混ぜる。

ローティーやパラーター(ギーや油を塗って重ね焼きにした全粒粉のパン)を添えて食べます。ヘッバールズ・キッチンは、ダール(豆の煮込み)とジーラー・ライス(クミンで炊いたご飯)と合わせる食べ方も挙げています。

じゃがいもを先に入れ、ふたをして蒸し焼きにする理由

じゃがいもを先に入れる

タルラー・ダラールのレシピは、じゃがいもとカリフラワーでは火が通る時間が違うので、カリフラワーを加える前に、じゃがいもに少し火を通しておくことが大切だとしています。同じレシピは、じゃがいもを先に3〜4分加熱してから、カリフラワーを加えます。手順4でじゃがいもだけを5分先に蒸し焼きにするのはそのためです。

水をほとんど加えない

アージ・タクのレシピは、水をまったく加えず、蒸気だけで火を通すとしています。タルラー・ダラールのレシピも、ふたをして弱火で、ときどき混ぜながら、野菜自身の蒸気で火を通すとしています。手順5の水30mlは、タルラー・ダラールが加える水大さじ1を4人分にした量です。同じレシピは、途中で乾きすぎるようなら水を大さじ1〜2足してよいとしています。

ガラム・マサーラーとアムチュールは最後に

タルラー・ダラールのレシピは、香りを立たせ、酸味をほどよくするために、ガラム・マサーラーとアムチュールを最後に加えるとしています。この記事でも、手順7で火を弱めてから振ります。

作り方の違い

玉ねぎもトマトも使わない作り方

タルラー・ダラールのレシピは、玉ねぎもトマトも使いません。クミンとヒングを油に入れたら、乾燥した赤唐辛子、しょうが、にんにく、青唐辛子を加え、じゃがいもとカリフラワーを蒸し焼きにします。パウダースパイスとアムチュールは最後に加えます。

この記事の材料で作るときは、手順2で玉ねぎを、手順6でトマトを入れません。手順2はヒングを入れたらすぐに手順3へ進み、手順6はふたを取って中火で2〜3分、水気を飛ばします。塩は6gにします。

野菜を揚げてから合わせる作り方

ヘッバールズ・キッチンのヒンディー語のレシピは、大さじ4の油でカリフラワーとじゃがいもを別々にきつね色に揚げ焼きにします。そのあと、クミンとカスーリー・メーティー(乾燥したフェヌグリークの葉)、玉ねぎ、トマトで作ったマサーラーに、揚げた野菜を合わせます。同じレシピは、水を半カップ加えれば汁気のある作り方になるとしています。

汁気を残す作り方

ヒンディー語のニュースサイト「ナヴバーラト・ライブ」のレシピは、グリーンピースを加えた「アールー・ゴービー・マタル」です。玉ねぎを炒め、トマトとしょうが、青唐辛子、にんにくのペーストを加えたあと、野菜と水1カップを入れて、ふたをして10〜12分煮ます。アージ・タクのレシピも、蒸し焼きにした野菜に、ローリエやシナモン、クローブ、黒こしょうで香りをつけたトマトのマサーラーを水半カップでのばしてかけます。

手に入りにくい材料の代用

  • ヒング:セリ科の植物の樹脂を粉にしたもので、にんにくに似た強い香りがあります。省いても作れます。
  • カシュミーリー・チリパウダー:色が濃く、辛さは穏やかな唐辛子の粉です。パプリカパウダーを同じ量使い、辛みを足したいときは一味唐辛子を小さじ1/4まで加えます。
  • アムチュール:タルラー・ダラールのレシピは、レモン汁で代えてもよいとしています。レモン汁10ml(小さじ2)を、手順7で火を止めてから加えます。
  • 青唐辛子:手に入らないときは、一味唐辛子小さじ1/4を手順3でパウダースパイスと一緒に加えます。

保存

  • 冷蔵:保存容器に入れて2日。フライパンか電子レンジで温め直します
  • 冷凍:じゃがいもの食感が変わるので向きません

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出典

本文とレシピは、上の情報源を比べたうえで独自に組み立て直したものです。