トップ / パキスタン

バン・カバーブBun Kabab レシピ

بن کبابバン・カバーブ

地域
パキスタン(パキスタン(カラチ))
分量
6人分
公開
金属の皿にのせたバン・カバーブ3個。手前の1個は半分に切ってあり、卵の衣をまとったパティと玉ねぎ、緑のチャトニーを挟んだ断面が見えている。奥にタマリンドのチャトニー

この記事はAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトのリンクを含みます。

バン・カバーブは、豆と肉で作ったやわらかいパティを溶き卵にくぐらせて焼き、チャトニー(たれ)と玉ねぎと一緒に丸いパンに挟んだ、パキスタン・カラチの屋台の軽食です。屋台では、大きな鉄板の上でパティとパンを並べて焼いて、挟んで出します。

パティは、チャナー・ダール(皮をむいて割ったひよこ豆)と牛ひき肉を、ホールのスパイスと一緒に水で煮て、水分を飛ばしてからつぶして作ります。生のひき肉に香草やトマトを混ぜて焼くチャプリー・カバーブとは違い、先に火を通した肉と豆をつぶして生地にします。卵の衣をつけたパティに、甘酸っぱく辛いチャトニーと、生の玉ねぎを合わせます。

バン・カバーブとは

ウルドゥー語では「بن کباب」と書きます。バンは英語の bun(丸いパン)から来た言葉です。カバーブという言葉については、シーク・カバーブの記事で説明しています。英語版ウィキペディアは、ほかの呼び名として「アンダー・シャーミー」(卵のシャーミー・カバーブ)や「アンデー・ワーラー・バーガー」(卵入りのバーガー)を挙げています。

映画館の前の屋台から

SOCH Outreach Foundation が Google Arts & Culture に公開した記事は、バン・カバーブとハンバーガーの起源はどちらもはっきりしないとしたうえで、バン・カバーブは1950年代の比較的新しい食べ物で、主に映画の客のために作られた、と書いています。記事によると、最初に見られたのは、カラチで人気のあったハイヤーム映画館の前の、車輪のついた小さな屋台でした。

同じ記事によると、いま60〜70代のカラチの人たちは、学校や映画館の前の屋台で売られていたのを覚えています。もとの具は、濃いグレービーで煮たひよこ豆に、玉ねぎとパクチー(コリアンダーの葉)、青唐辛子とパクチーとミントとタマリンドの辛いチャトニーを添えたものでした。のちに、目玉焼き、ダール(豆)、じゃがいも、ひき肉と豆のシャーミー・カバーブのパティが加わった、としています。

パキスタンの英字紙ドーンの記事(2015年)は、バン・カバーブを、半世紀近くカラチでいちばんのファストフードだったと書いています。いまはないハイヤーム映画館が好まれたのは、裏の通りにバン・カバーブの屋台があったからでもある、とも書いています。

英語版ウィキペディアは、1950年代のカラチにさかのぼるとしながら、正確な起源は議論があるとして、3つの説を並べています。1953年にハージー・アブドゥル・ラッザークが労働者の手早い食事として始めたという説(この説には出典がついていません)、ムンバイのワダー・パーオ(じゃがいもの揚げ団子をパンに挟んだ軽食)から生まれたという説、ハイヤーム映画館の前で映画の客向けに売られたのが始まりという説です。

カラチの街角の味

ウルドゥー語の新聞ジャングの記事(2019年)は、以前のカラチでは、屋台で食べるものといえば鶏とひよこ豆の煮込み、ハリーム、ビリヤーニー、バン・カバーブくらいだった、と振り返っています。ドーンの記事は、カラチの街角ごとに、それぞれの店のバン・カバーブがあると書いています。

SOCH の記事は、パーキスターン・チャウクの「ハニーフ・バン・カバーブ」を、約45年前に小さな屋台から始まった店として紹介し、ナーサリー、ボート・ベイスン、サダルなどの通りの名前を挙げています。英語版ウィキペディアは、カラチのバーンズ・ロードの店が特に有名だとしています。SOCH の記事によると、店ごとにチャトニーの作り方が違い、それは「秘密」だそうです。

この記事の配合

ウルドゥー文字で書かれたバン・カバーブそのもののレシピは、今回は見つけられませんでした。SOCH の記事は、のちに加わったパティの一つとして、ひき肉と豆で作るシャーミー・カバーブを挙げています。英語版ウィキペディアも、パティをシャーミー・カバーブとし、別名に「アンダー・シャーミー」を挙げています。下で紹介するグルザール・フサインのレシピも、牛ひき肉と豆を水分がなくなるまで煮る、シャーミー・カバーブと同じ作り方です。そこで、パティはジャングに載ったウルドゥー語のシャーミー・カバーブのレシピを土台にしました。牛肉とチャナー・ダールを、にんにくとホールの赤唐辛子と一緒に、肉がとても柔らかくなって水分が完全になくなるまで煮て、挽いてから卵と玉ねぎ、パクチー、青唐辛子を混ぜる作り方です。

パキスタンのテレビ局 Masala TV のサイトに載ったバン・カバーブのレシピのうち、料理家グルザール・フサインのレシピは、牛ひき肉300gとゆでたひよこ豆の仲間(英語で Bengal gram)100gを、水分がなくなるまで煮て、溶き卵にくぐらせて揚げ焼きにします。料理家イルファーン・ワースティーの、ローマ字のウルドゥー語で書かれたレシピは肉を使わず、ゆでた黄色い豆で作ったパティを溶き卵にくぐらせて焼き、タマリンドのチャトニーと玉ねぎと一緒に挟みます。

この記事では、次のように決めました。

  • 肉と豆の割合:ジャングのレシピの、牛肉1kgにチャナー・ダール250gの割合にしました。
  • ひき肉を使う:グルザール・フサインのレシピと英語版ウィキペディアにならって、かたまり肉ではなくひき肉を使います。
  • スパイス:ジャングのレシピは、赤唐辛子をホールのまま肉1kgに20〜25本入れます。この記事では、牛ひき肉300gに4本にしました。クミンと黒こしょう、クローブは、カラチ出身でドーハに住むブロガー、シェヘル・バーノー・リズヴィーのレシピにならって、ホールのまま豆と一緒に煮て、そのまま挽きます。Masala TV のシャーミー・カバーブのレシピも、クローブやクミンなどのホールのスパイスを肉と豆と一緒に煮ます(こちらは布に包んで、煮たあとに取り出します)。
  • チャトニー:SOCH の記事が書く、もとのチャトニーの材料(青唐辛子、パクチー、ミント、タマリンド)を中心に、グルザール・フサインのレシピのにんにく、ホールのクミン、ジャガリー(精製しない砂糖)を加えました。
  • 玉ねぎ:グルザール・フサインのレシピとリズヴィーのレシピにならって、生の玉ねぎを挟みます。形はリズヴィーのレシピの輪切りにしました。辛みを和らげるために冷水にさらすのは、この記事の判断です。
  • もう一度焼く:リズヴィーのレシピにならって、挟んだあと、フライパンで押さえながらもう一度焼きます。

バン・カバーブのレシピ:材料(6人分)

下ごしらえ 2時間20分(豆を浸す時間を含む) 加熱 1時間45分(冷ます時間を含む)

スパイスの配合 6人分で計6.8g
  • クミン3g
  • 赤唐辛子2g
  • ガラム・マサーラー1g
  • 黒こしょう0.5g
  • クローブ0.3g

豆を浸す

  • チャナー・ダール(皮をむいて割ったひよこ豆)(Amazon|楽天)75g
  • 水(浸水用)300ml

パティの材料を煮る

  • 牛ひき肉300g
  • 水(煮る用)300ml
  • しょうが(薄切り)5g
  • にんにく(パティ用)2片(10g)
  • 赤唐辛子(ホール)(乾燥したもの)(Amazon|楽天)4本(2g)
  • クミン(ホール・パティ用)(Amazon|楽天)2g(小さじ1)
  • 黒こしょう(ホール)(Amazon|楽天)10粒(0.5g)
  • クローブ(ホール)(Amazon|楽天)3粒(0.3g)
  • 塩(パティ用)5g(小さじ1弱)

パティに混ぜる

  • ガラム・マサーラー(Amazon|楽天)1g(小さじ1/2)
  • 玉ねぎ(パティ用)(みじん切り)40g
  • パクチー(パティ用)(コリアンダーの葉)5g(大さじ2)
  • 青唐辛子(パティ用)1本(3g)
  • 卵(パティ用)1個(約50g)

卵の衣と揚げ焼き

  • 卵(衣用)2個
  • サラダ油36g(大さじ3)

タマリンドとミントのチャトニー(約115gできる。全量を使う)

  • タマリンド(種なしのブロック)(Amazon|楽天)20g
  • 熱湯80ml
  • クミン(ホール・チャトニー用)(Amazon|楽天)1g(小さじ1/2)
  • ミントの葉(生のもの)10g
  • パクチー(チャトニー用)(コリアンダーの葉。葉と細い茎)15g
  • 青唐辛子(チャトニー用)1本(3g)
  • にんにく(チャトニー用)1片(5g)
  • ジャガリー(精製しない砂糖)(Amazon|楽天)10g
  • 塩(チャトニー用)1.5g(小さじ1/4)

はさむ玉ねぎ

  • 玉ねぎ(はさむ用)100g(中1/2個)
  • 冷水300ml

バンズ

  • バンズ(ハンバーガー用。直径9〜10cm)6個
  • ギー(バンズを焼く用)(Amazon|楽天)9g(小さじ2)
  • ギー(仕上げ用)(Amazon|楽天)4.5g(小さじ1)

道具

  • フードプロセッサー(なければすり鉢とすりこぎで(代用の節))
  • ハンドブレンダー(小さな容器のミキサーでもよい)(Amazon|楽天)
  • すり鉢
  • 厚手の鍋(容量2L前後。ふたのあるもの)
  • フライパン(直径26cm前後)
  • 料理用温度計(肉に刺して中心の温度を測るもの)(Amazon|楽天)
  • 目の細かいざる

作り方

  1. チャナー・ダールを浸す

    チャナー・ダール75gを水で2〜3回洗う。ボウルに水(浸水用)300mlを入れ、チャナー・ダールを2時間浸す。ざるにあけて、浸した水を捨てる。

  2. スパイスを用意する

    黒こしょう(ホール)10粒とクローブ(ホール)3粒は、すり鉢で粗くつぶす。赤唐辛子(ホール)4本はへたを取って半分にちぎる。

  3. 肉と豆を一緒に煮る

    厚手の鍋に、牛ひき肉300g、水を切ったチャナー・ダール、水(煮る用)300ml、しょうが5g、にんにく(パティ用)2片(10g)、赤唐辛子、クミン(ホール・パティ用)2g、つぶした黒こしょうとクローブ、塩(パティ用)5gを入れる。中火にかけ、木べらでひき肉をほぐしながら沸かす。浮いてきた泡をすくい、ふたをして弱火で30〜40分、チャナー・ダールが指で押すと軽くつぶれるまで煮る。途中で水がなくなりそうになったら、焦げないように火を弱める。生の肉をさわった手と道具は、すぐに洗剤で洗う。

  4. 水分を飛ばして冷ます

    ふたを取って中火にし、底から混ぜながら5〜10分、鍋の底に汁がたまらず、全体がぽろぽろになるまで水分を飛ばす。底が焦げつき始めたら弱めの中火にする。バットに広げ、手でさわれるくらいまで20分ほど冷ます。熱いまま次の手順で卵を混ぜると、混ぜているうちに卵に火が入ってしまう。

  5. つぶして生地にする

    冷ました肉と豆をフードプロセッサーに入れ、全体が細かくなって、手で握るとひとつにまとまるまで、1〜2秒ずつ区切って回す。ボウルに移す。玉ねぎ(パティ用)40gはできるだけ細かいみじん切りにし、パクチー(パティ用)5gは細かく刻む。青唐辛子(パティ用)1本はへたを取ってみじん切りにし、切ったあとは手を洗う。ボウルに、ガラム・マサーラー1g、玉ねぎ、パクチー、青唐辛子、卵(パティ用)1個を加え、手でむらなく混ぜる。

  6. パティを成形する

    生地を6等分(1個約80g)にして丸める。手を水で軽くぬらし、手のひらで押して、直径8〜9cm、厚さ1.3cmほどの平たい円にする。バンズの大きさに合わせる。やわらかくて形がくずれるときは、冷蔵庫で15分冷やす。

  7. チャトニーを作る

    肉と豆を煮ている間に作っておく。タマリンド20gを小さくちぎって小さなボウルに入れ、熱湯80mlを注いで15分浸す。指でもみほぐし、目の細かいざるで漉して、ざるに残った筋をスプーンで押して果肉をしぼる。筋は捨てる。小さなフライパンにクミン(ホール・チャトニー用)1gを入れ、弱火で1分、ゆすりながら香りが立つまで煎り、皿に移す。ハンドブレンダーの容器に、漉したタマリンド、煎ったクミン、ミントの葉10g、パクチー(チャトニー用)15g、へたを取った青唐辛子(チャトニー用)1本、にんにく(チャトニー用)1片(5g)、ジャガリー10g、塩(チャトニー用)1.5gを入れ、なめらかになるまで回す。青唐辛子を切ったあとは手を洗う。

  8. 玉ねぎを水にさらす

    玉ねぎ(はさむ用)100gを、厚さ3mmほどの輪切りにしてほぐす。ボウルの冷水300mlに10分さらし、ざるにあけて、キッチンペーパーで水気をふく。

  9. 卵を泡立てる

    卵(衣用)2個を浅い器に割り入れ、泡立て器で、全体に細かい泡が立つまで1分ほど溶く。

  10. 卵にくぐらせて揚げ焼きにする

    換気扇を回す。フライパンにサラダ油36gを入れ、中火で1〜2分熱する。パティを1個、卵にくぐらせて全体につけ、余分な卵を軽く落とす。卵をつけたパティは水分が多く、熱い油に入れると油がはねるので、顔を離し、フライパンの手前から向こうへすべらせるように入れる。1回に3個までにする。2〜3分、下の面がこんがりと色づくまで動かさずに焼き、フライ返しで静かに返して、さらに2〜3分焼く。油から煙が出たら、すぐに火を止め、煙がおさまってから弱めの中火で再開する。揚げ焼きの間はそばを離れず、水やぬれた布巾をフライパンの近くに置かない。万一火が出たら、水をかけずにふたをして火を止める。

  11. 焼き上がりを確かめる

    パティには生の卵を混ぜているので、中心まで熱くなるまで焼く。いちばん厚い1個の縁から温度計を横に刺して、先を中心に届かせ、75℃以上になっていれば焼き上がり。足りなければ弱めの中火で1分ずつ両面を焼き、測り直す。温度計がないときは、1個を真ん中で切り、断面の中心から湯気が立つほど熱く、卵が固まってとろりとした部分が残っていないことを確かめる。焼き上がったものはキッチンペーパーにのせて油を切る。残りも同じように焼く。焼き終わったら火を止め、油が冷めてから、紙に吸わせて捨てる。

  12. バンズを焼く

    フライパンをキッチンペーパーでふき、弱めの中火にかける。ギー(バンズを焼く用)9gを溶かす。バンズ6個を横半分に切り、切り口を下にして、30秒〜1分、薄く焼き色がつくまで焼く。一度に入らなければ2回に分ける。

  13. 挟んで、もう一度焼く

    チャトニーを6等分し、さらにそれぞれを半分に分けて、バンズの下と上の切り口に塗る。下のバンズにパティを1個のせ、玉ねぎを6等分してのせ、上のバンズを重ねる。フライパンを弱めの中火にかけ、ギー(仕上げ用)4.5gを溶かす。挟んだバンズを並べ、フライ返しで軽く押さえながら、片面30秒ずつ焼いて、熱いうちに食べる。

焼きたてを手で持って食べます。リズヴィーは、チャトニーやケチャップ、冷たい飲みものを添えるとしています。

料理科学:豆と肉を煮て、水分を飛ばしてからつぶす理由

水分を残すと、まとまらず、油もはねる

バン・カバーブのパティは、すでに火の通った肉と豆をつぶして作ります。ジャングのシャーミー・カバーブのレシピも、グルザール・フサインのレシピも、水分がなくなるまで煮てから挽くよう書いています。リズヴィーのレシピも、豆が柔らかくなったら火を強めて、残った水分を飛ばします。

水分が多い生地はやわらかすぎて、平たく成形しても形がくずれます。熱い油に水分が入ると、一気に水蒸気になって油を飛ばします。手順4で鍋の底に汁がたまらなくなるまで混ぜるのは、成形しやすい生地にするためと、揚げ焼きのときの油はねを減らすためです。

豆は、指でつぶれるまで煮る

リズヴィーのレシピは、豆がつぶせるくらい柔らかく、でも形は残っている状態まで煮るよう書いています。芯が残っていると、フードプロセッサーにかけても粒が残り、生地がまとまりません。手順3で、指で押して軽くつぶれるまで煮るのはそのためです。

イルファーン・ワースティーのレシピも、豆の生地を火から下ろして冷ましてから、卵を混ぜます。卵は熱で固まるので、熱い生地に混ぜると、混ぜているうちに卵に火が入ってしまいます。手順4で冷ますのはそのためです。

料理科学:卵にくぐらせて焼く理由

やわらかい生地を、卵の膜で包む

この記事のパティは、火の通った肉と豆をつぶし、卵でまとめただけの生地です。SOCH の記事は、カラチの屋台では、パティにふんわりした卵の衣をつけてから焼くと書き、写真の説明では、パティが泡立てた卵に包まれているとしています。グルザール・フサインのレシピも、イルファーン・ワースティーのレシピも、溶き卵にくぐらせてから焼きます。

卵は熱で固まるので、熱い油に入れると、パティのまわりに薄い膜ができます。この記事でも、やわらかいパティを返しやすくするために、卵の衣をつけて焼きます。手順9で卵を泡立つまで溶くのは、SOCH の記事が書く屋台のやり方にならったものです。

生地に混ぜた卵まで、中心まで火を通す

肉と豆は手順3でしっかり煮ているので、火は通っています。ただし、手順5で生地に生の卵を混ぜているので、パティの中心まで熱くなるまで焼く必要があります。手順11で中心の温度を確かめるのはそのためです。

地域や作り手による違い

今回読んだ情報源だけでも、パティや挟むものには、次のような違いがありました。

  • 肉を使わないパティ:Masala TV の短いレシピは、チャナー・ダールとじゃがいもで作り、卵白にくぐらせます。料理家シーリーン・アンワルのレシピは、チャナー・ダールにじゃがいもと食パンを混ぜ、卵とパン粉の衣で揚げます。リズヴィーのレシピも、チャナー・ダールとじゃがいもです。SOCH の記事も、のちにダールやじゃがいものパティが加わったと書いています。
  • つなぎ:グルザール・フサインのレシピは、生地に卵を混ぜず、食パン2〜3枚をほぐして加えてまとめます。
  • 卵:英語版ウィキペディアは、目玉焼きやオムレツを挟むこともあるとしています。ドーンの記事も、卵入りの「アンデー・ワーラー」を挙げています。英語版ウィキペディアによると、屋台では牛肉の版と卵の版が最も人気です。
  • パン:ドーンの記事によると、バーガー用のバンズを使う店も、サモーリー(細長いパン)やホットドッグ用のようなパンを使う店もあります。SOCH の記事も、昔ながらの四角いパンから、ホットドッグ用やバーガー用のパンに変わってきたと書いています。
  • 挟むもの:Masala TV のレシピには、きゅうりやトマト、サラダ菜、ケチャップを添えるものがあります。ドーンの記事は、マヨネーズやフライドポテトを挟む店も挙げています。
  • ラホール:英語版ウィキペディアは、ラホールには、バターをたっぷり使い、とてもやわらかいペーストのようなパティで作る「バン・プラスター」があるとしています。
  • インド:英語版ウィキペディアによると、インドのボーパール、ラクナウ、ハイダラーバードでも屋台の軽食として食べられています。

手に入りにくい材料の代用

  • チャナー・ダール:ひよこ豆の水煮缶(汁気を切って170g)で代用できます。手順1を省き、手順3では水(煮る用)を150mlにして、ひよこ豆を入れずに20分煮ます。手順4で水分を飛ばし始めるときにひよこ豆を加えます。食塩入りの缶なら、塩(パティ用)を4gにします。
  • タマリンド:手に入らないときは、熱湯80mlの代わりに水40mlとレモン汁20ml(小さじ4)を使い、浸して漉す作業を省きます。酸味の感じが変わります。
  • ジャガリー:同じ重さの黒砂糖で代用できます。
  • ミントの葉:省くときは、パクチー(チャトニー用)を25gにします。
  • 青唐辛子:手に入らないときは省き、パティとチャトニーにそれぞれ一味唐辛子0.3g(小さじ1/8)を加えます。
  • ギー:食塩不使用バターを同じ量使います。
  • フードプロセッサー:すり鉢とすりこぎで、肉と豆を3〜4回に分けて、粒がなくなるまですりつぶします。
  • 牛ひき肉:英語版ウィキペディアは、マトン(羊や山羊の肉)のひき肉も挙げています。日本では、ラムひき肉を同じ量使えます。

保存

  • 成形したパティ(手順6まで):生の卵を混ぜているので、ラップで包んで冷蔵庫に入れ、翌日までに焼きます。冷凍するときは1個ずつラップで包んで1か月。冷蔵庫で一晩かけて解凍してから、手順9から焼きます
  • チャトニー:清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で3日
  • 挟んだバン・カバーブ:パンがチャトニーを吸ってやわらかくなるので、すぐに食べきります

あわせて読む

パキスタンのほかのレシピ

もっと知りたい人へ

  • ハロルド・マギー『マギー キッチンサイエンス』食材と加熱の仕組みを広く扱う、料理科学の定番Amazonで見る楽天で見る

出典

本文とレシピは、上の情報源を比べたうえで独自に組み立て直したものです。